同じ月を見ている(土田 世紀)
コミック 書評
以前1巻を購入したんですけど、説教くさいな~と思って以降の巻は読んでいませんでした。でもプッシュする人が多いので最後まで読めば面白いかも、と思って気になっていました。それで今日漫画喫茶で一気に読んでしまいました。
感想から言うと、やっぱり面白かったです。
どこがかというと、テッちゃんが被害妄想を育んで凶相を帯びていくとこも面白かったのですが、ゲンちゃんの「今を生きる」という行動スタイルが、僕が今まで会った人の中にも思い当たる人がいて、何となくリアリティがあったからです。「一瞬一瞬が取り返しのつかないもの」とか、ありがちな言葉だけどたまに聞くとけっこう心に響いて、こんなことしている場合じゃない会社辞めて何かしないと、とか結構考えさせられます。まあ自分がやっていることを完全否定されて動揺しないひとなんてなかなかいないと思いますが。
あと、宮沢賢治の雨ニモ負ケズは人の幸せについてうたっているということもこの作品を読んではじめて気づいたかもしれません。
それにしても、「ピュア」な人物が登場する作品には宮沢賢治というのはお決まりのパターンなんでしょうか。『ザ・ワールド・イズ・マイン』でも取り上げられてましたし。




